

Unihertzから新型スマートフォン「Titan」が発表されました。
Unihertzとは昨今の大型スマホ化へのアンチテーゼとして十分名声を残した超小型スマホ「Jelly Pro」や、その後継機で人気を博した「Atom」を排出したメーカー。
ニッチな路線には定評があります。
今回のTitanは今までの路線とは打って変わった大きめサイズや、目を引く物理キーボードが特徴です。
Unihertz Titanのスペックは、
- 6GB/128GB
- 16MP/8MP
- 4.5インチIPS液晶(解像度 1440×1440)
- 6000mAh電池
- ワイヤレス充電
- デュアルSIM
- 指紋認証センサー
- NFC
- LTE
となります。
BlackBerry Passportに似た外見ですが、Android OSを搭載します。
プロセッサは未発表です(2019年7月24日現在)。
2019年8月1日追記:Kickstarter開始!!
Kickstarterにて、ついに始まりましたね!
Super Early Birdが1分半で完売し、28分で目標額を達成するほどの大人気ぶり。
2019年8月1日20:00現在、$259(¥28,292ほど)で購入可能なので、気になっている方は急いで!
2019年7月24日追記:メモリ容量、カメラスペック公開
カメラは16MP+8MP。
これはまあ実際写真を見てから判断するとして、朗報はRAM6GB+ROM128GBであること。


これKey2と一緒じゃん!
さらにCPU性能も発表されています。
8コアに2GHzといえば、MediaTek Helio P60が思い浮かびます。
もしそうだとすると、性能としてはSDM636とSDM660の間くらい。
CPUといいメモリといい、スペックだけならKey2LEをしのぐ高コスパ端末となりそうですね。
とはいえ、物理キーボードを搭載するこの端末はスペックだけでは決め手にならないのが難しいところ。
最低限快適なスペックに加え「日本語入力がモノになっている」ことが肝となりますが、思い切ったボタンレイアウトが吉と出るか凶と出るか。
今後も目が離せない端末になりそうですね!
今時珍しい物理キーボード付きスマホ
このスマホ最大の特徴は何と言ってもこの物理キーボード。
物理キーボードつきの端末というのは一部の層に熱狂的な人気がありますが、現在物理キーボード王者の枠に収まっているのはBlackBerryであり、BlackBerry最新機種『Key2』が実質的に物理キーボードの頂点にいると言ってもいいでしょう。
今回発表されたTitanは以下の二つの優位性でKey2を追いかけようという端末です。
物理キーボード端末には未曽有の防水防塵耐衝撃性能
「頑丈なQWERTYスマートフォン」を掲げるTitanは、物理キーボード搭載端末には珍しく「IP67防水防塵」「耐衝撃性」に対応しています。
- 登山や釣りなど、アウトドアの趣味を持つ方
- 工場など粉塵が出る環境での勤務の方
には唯一無二の選択肢となるでしょう。
超大容量バッテリー6000mAh
大容量バッテリーで売り出していた『ZenFoneMax』でも4000〜5000mAhだったバッテリー容量が、Titanなら6000mAhです。
一泊二日のキャンプなら充電無しで過ごせるかもしれませんね。
その他、現代的な機能も充実
今どき必須な指紋認証センサーやワイヤレスチャージ、Dual Simなどが搭載されており、時代遅れさを感じさせません。
また本体サイズも画面サイズもBlackBerry Passportと同様なので、Passportの現代風リメイク的ポジションと言えるでしょう。
「Androidが動く今風なPassportが欲しい」と言う方にはこれ以上ない端末となりそうですね。
不安な点もあり
とはいえ、Titanに不安なところがないわけではありません。
日本語入力の使い勝手の良さ
公式からは以下のような発言もあり、日本語非対応と言う線はないと思われます。
もちろん日本語入力にサポートします😃
— UnihertzJapan (@UnihertzJapan) 2019年7月19日
とはいえ日本語入力と言うのは一筋縄ではいかないのが現状で、BlakBerry端末ですら純正のIMEでは満足に使うことができない印象です。
Unihertz初の物理キーボード端末、使い勝手は非常に気になるところではあります。
なお、BlackBerry端末での日本語入力でほぼ必須と言われるサードパーティ製アプリ「AquaMozc」について、作者自らTitanへは対応しないことを発表しています。
Unihertz Titan。キーの数が足りない。AquaMozcは作らない。
— Jiro@Jota+/AquaMozc開発 (@jiro_aqua) 2019年7月12日
キーボードレイアウト
キーボードのレイアウトはKey2よりはPassport寄りなのでKey2を使用している方はご注意ください。
Key2のキーボードレイアウト(出典:Fox)
Passportキーボードレイアウト(参考:Fox)
チップの処理能力不足
詳細なスペックは未だ発表されていません。
この状況では推測するしかないわけですが、先行$199〜と言うのが少々安すぎる気がして少し疑ってしまいます。
Pixel3aやKey2LEの例を見るに、スマートフォンの値段を下げる時チップやメモリを削るのは常套手段。
最低限のスペックを残してくれていると一気に実用的となるのですが。
詳細が発表され次第、更新いたします。
気になるなら予約はお早めに
気になるポイントも確かにありますが、物理キーボード端末はそれを愛する人にとっては夢であり、ロマンです。
気になるのならこちらから早めに予約しましょう。
なお悩まれている方も多いと思われますが、あまり引っ張るとどんどん条件が悪くなっていっていくのでお気をつけて。
2019724追記
もう事前のキャンペーンは終了しています。
クラウドファンディング開始の7月30日が待ち遠しいですね。
Unihertz Titan
$10,$15の入金で購入席をロックするキャンペーンが終了です。
TitanのKickstarterキャンペーンに興味がある方はお引き続きご注目してください。こちらが日本語サポートをしますから、
何か質問があれば、お気軽にメッセージしてください。登録も忘れずに!https://t.co/XKlrTzvvzF pic.twitter.com/Pd6iL7xHaQ
— UnihertzJapan (@UnihertzJapan) 2019年7月19日