

皆様炭水化物抜きダイエット、進んでいますでしょうか。
炭水化物を抜くと体重が面白いように落ちるので、ついつい日々の炭水化物摂取量を減らしてしまいがちになりますよね。
私も「どこまで減らせられるか」みたいなことを行った期間があります。
しかし、実は炭水化物はどこまでも減らしていい、というわけではありません。
今日は炭水化物は適量に摂取するべき理由についてお話します。
ドライアイ+髪がパシパシになる
長く炭水化物を厳しくカットしたときに、まず起こるのはドライアイ&髪のパサツキです。
人によっては髪のパサツキだけの場合もあります。
糖質制限で体重が減る理由
引用:ごはん彩々より
まず炭水化物をカットしたときにどうして体重が減るのかについて説明します。
糖質制限で体重が減る理由は端的に言うと水分が抜けるからです。
人間の体の70%が水分で構成されていることは既に有名な事実ですよね?
人間の身体は余分な糖が体に入ると糖にその3~4倍の質量の水分がひっついて体内に貯蔵されるようにできています(①)。
糖質制限を行うと余分な糖が体から抜けるため、糖にひっついた水分が身体から排出され、体重が減るのです。
つまり、本質的に痩せてるわけではありません。
糖質制限が行き過ぎると
「いや、それ痩せてますがな」と思う方も多いと思います。
確かに体重は減っていますし、糖質制限を行った結果総摂取カロリーが減ると体脂肪も減ります。
しかし徹底して糖質制限を長期間行った場合、体内の水分の貯蔵量が大幅に減ってしまいます。
その結果、ドライアイになったり、髪がパシパシになったりします。
肌がカッサカサになる方もいるようで、糖質制限を長期間行うのはおすすめできません。
体調を崩す
見た目だけの問題ではありません。
糖質制限を長期間行うのは健康にも影響を及ぼしやすいのです。
体内の水分が減ることによって
体内の水分貯蔵量が減ると体調にも影響を及ぼします。
暑い日に汗をかいたり、運動を行うなどで体内の水分が放出されると身体は対応できなくなり、簡単に脱水症状になるのです。
おはようございます☀
謎の頭痛、気怠さに悩まされている、
という人はいませんか?私もここ一週間ほど微妙な体調が続いていたので昨日医者に見てもらうと
『この時期脱水でそうなる人が多い』
と言われ、人生初OS-1飲んだら30分ほどで頭痛スッキリ😳
なおあまり汗をかいていないと
↓続きます
— すめしwithあすぺるハニー (@sumelog) August 7, 2019
先日このようなツイートもしましたが、室内で脱水症状になったのも日頃の糖質制限に加えて緑茶コーヒーダイエットも並行してやっていたことにより体内の水分状態が結構ギリギリだったことによるものと考えています。
- 頭痛
- 気だるさ
- 目眩・ふらつき
- 吐き気
など、これらは脱水症状の症状のひとつです(②)。
もしこのような症状が出たら、糖質量を気にせず経口補水液を飲みましょう。
体質によって
また、脂質からエネルギーを摂取しづらい人もいるようです。
この方は糖質からしかエネルギーを摂取できないため体質的に糖質を摂取せざるを得ません(③)。
なお、こういった方が脂質中心の食事を行うと「激しい空腹感」や「原因不明のイライラ」「すぐに疲れる」などの症状に見舞われます。
糖質制限を始めて数週間は割と誰にでも(徐々に減らしていかない限りは)起こりうる症状ですが、体質が向かない方はこの症状がいつまでも続きます。
夜の眠りが浅くなる
最後に糖質制限によって夜の眠りが浅くなることを紹介したいと思います。
どうして炭水化物の摂取が夜の快眠につながるのかその理由を3つ説明します。
ストレスホルモンが出る
お腹が空いてるとイライラしますよね。
あれってストレスホルモンであるコルチゾールなんかが出ているからなのです(④)が、糖質を減らしても体に負担がかかり(ケトン体ダイエットってそもそも体に負担をかけるやり方ですよね)コルチゾールは出ます。
寝ても寝ても疲れが取れないのは糖質制限のせいかもしれません。
深夜の空腹感
夜中に空腹状態になることは快眠の妨げになります。
実際ピッツバーグ大学メディカルセンター(UPMC)が
とくに早い時間に夕食を食べたときや、活動的な一日を過ごした場合、寝る前に軽食をとることで血糖値が安定します。血糖値が安定すれば、眠れない原因となる低血糖が解消され、朝からエネルギー満タンで起きられます。睡眠中でも体はエネルギーが必要なのです。
とコメントしているように、低血糖のまま睡眠を取るのはあまりよろしくないようです。
炭水化物を取ると
緩やかに血糖値の上がる食事を夕食に取ることで、就寝時間に血糖値が緩やかに下りはじめ、寝付きを良くなります。
この方法は糖質制限だからだめというより、糖質を摂って寝付きや睡眠の質をあげようというものです。
おすすめの炭水化物はイモ類や玄米。
なおカツ丼なんかを取ってしまうと食後30分~60分で眠気が来てしまい、更に血糖値が下がりすぎるので低血糖になってしまい結果睡眠の質も悪化するので注意しましょう。
まとめ:ガチ糖質制限は短期間に
ボディビルダーやボクサーのように、短期間で一気に体重を落とすため期間限定のガチ糖質制限を行うのはありだと思っています。
(筋肉が多いほうが、脂質からエネルギーを取り出せる体質になりやすい、という話(⑤)もあります)
しかし、その糖質制限を長期間続けることによって
- ドライアイ・肌、髪の水分が失われる
- 体調を崩す
- 睡眠の質が落ちる
というデメリットもあるので、長期間はおすすめできません。
「じゃあいつ食べるのが正解か」という話を次回行いますのでお楽しみに!
~~追記~~
書きました↓
前回は「ガチ糖質制限を長期間してはならない、炭水化物も摂取しましょう」という趣旨の記事を書きました。 今回は「…
残念ながら糖質0でも全く問題ない。
体調崩すなら、やり方が間違ってる。
コメントありがとうございます。
確かにおっしゃるとおり結果的に全く問題ないという方も一定数いらっしゃるようですね。
金森式に至っては大丈夫な前提で組まれているようですし。
とはいえ、現実には心身の調子を崩される方もいるようで私はおすすめできないという結論にしています。
正しいやり方なら全く問題ないというソースをお持ちならご提示頂けると幸いです。
信頼に足ると判断すれば鞍替えも視野に入れますので。