

前回に続き、Key2購入に悩む人の背中を押しますよ!
BlackBerry Key2が我が家にやってきてから、かれこれ三ヶ月が過ぎようとしています。私がKey2を買った理由、それは一言でいうと『ロマン』です。
私がKey2を購入する際、まず考えたのが「普通のスマホと勝手がどこまで違うんだろう」ということです。
あなたも「BlackBerry Key2ってかっこいいよな!」と思っていながらも、「もしロクに使えるものじゃなかったら、、」と気になって一歩踏み出せなくなっていませんか?
というわけで普通のスマホからKey2でBlackBerryデビューを果たした私が、それまで使ってきたスマホと比較しながらBlackBerry Key2の他のスマホとの違いを紹介します!
ちなみに比較対象はXperia XZ Premium(以下Xperia)やAquos Senseです。
キーボード入力は慣れるしかない
これはもう完全に慣れです。
ただ最終的には普通のスマホより断然入力が早くなることは保証します。
「PCのキーボードですらそんなに早く入力できないから、Key2のキーボードが不安」という方も、そんなに心配する必要はありません。
というのも、画面とキーボードの距離がPCの比でないほど近いので、目線の移動が楽なのです。
左右の親指しか使いませんし。
なので入力が複雑で嫌になってしまうことがありません。
画面とキーボードを行き来しながら入力しているうち、いつの間にかブラインドタッチできるようになっていますよ。
ちなみに私はPCではブラインドタッチがちょっと怪しいレベルです。
そう思うとKey2のキーボードって本当にすごい。
またキーボードのソフト面についてですが、よくある
プリインストールされている「iWnn」によって快適な入力が・・・
みたいな文章を鵜呑みにしてはいけません。
昔からのファンからしたら「日本語入力が形になっている」というだけで感涙モノだというのはなんとなく承知しています。
しかしKey2からBlackBerryを使い始めたニワカとしては、それでもiWnnはまだ使いづらい。
純正のIMEより良い入力環境を与えてくれるアプリが、サードパーティから出ています。
その名は”AquaMozc”
詳細やおすすめ設定は別記事としますが、本当に便利です。
定価で1620円と額だけ見れば高価ですが、効果を考えると全然高く感じません。
Windowsのキーボード入力と同じような感覚で文字を打てる(ショートカットもかなり似ている)ようになるので、慣れるとPCと遜色ないくらい入力が早くなります。
Key2を買ったら、このアプリもとりあえず買ってみてどうしても手に馴染まなかったときに初めてiWnnとか純正入力アプリを検討するレベルでいいと思います。
理由は感覚の問題で、iWnnを始めに使うとiWnn(と純正キーボード)のやや特殊な入力に慣れてしまうからです。
iWnnに満足できず「やっぱAquaMozcも試すか」としたときに、AquaMozcとiWnnで操作が混同してしまい、ストレスになってしまいます(経験談です)。
「色々な入力を試したい!」という好奇心からiWnn→純正キーボード→AquaMozcの流れで結局AquaMozcに落ち着いたわけですが、
「一刻も早くキーボードに慣れねえとストレスで死ぬ、、」という方はまずAquaMozcから始めてみることがおすすめです。
質感は良好
Key2はスペックとしてはミドルハイに相当する端末だそうですが、質感はミドルではありません。
アルミのひんやり感、キーボードのかっちり感が所有欲を満たします。
また、背面がガラスでない点が個人的には好みです。
Xperiaを買って一週間で落としてしまい、当時気に入っていた背面ガラスにスジをつけてしまいまして、それ以降ケースをつけて使うことに。
結果、高級感あふれる背面ガラスは日の目を見ませんでした。
この経験から、スマホの背面はガラスじゃないほうがいい派となった私。
ということで、Key2のマットな背面がかなりGoodです。
私が使っているKey2の色は黒なのですが、アルミのフレームと背面のゴム感がなかなか無骨な雰囲気を醸しています。
また、背面がゴムであるがゆえにたまーに落として傷をつけても血の引き方とかその後にかかるストレスとかがXperiaの時の比ではありません。
Xperiaを落とした私「ぬああああああああああああああ、大丈夫か!?ガラスは大丈夫なのか!?!?」
Key2を落とした私「Ohh,,,アルミが少しえぐれてしまったが嗚呼、、まあ、傷がついたKey2も美しいか」
とまあ、スティーブ・ジョブズみたいな気持ちになれるのです笑
ただ、絶対的な質感ではXperiaに軍配が上がるように感じます。
Xperiaの上下のステンレスが、やはりアルミでは太刀打ちできない質感を醸しております。
それにXperiaのほうが「中身が詰まってる」感じがします(そもそも数字の上でもXperiaのほうが重いのですが)。
続いてキーボードの質感ですが、他でも言われているように剛性を感じる作りです。
KeyOneはわかりませんが、この押すたびに指にカチッとレスポンスが来る感覚は癖になりますよ。
大げさな例えをするなら試乗で乗ったロードスターRFのシフトフィールを思い出すよう、というところでしょうか。
なお、質感についてAquos Senseとは比べません(察して)。
画面はやはり小さめ
Key2の画面の発色は液晶の中では普通です。
変な補正のない素直な発色だと思います。
ただKey2で本格的な写真編集をするような使いかたはあまり適さなさそうです。
画面も小さいし(4.5インチ)。
主にネット記事を読むとき、Youtubeを見るときなどで画面の小ささが仇になります。
Xperiaで同じ画面を見たときには画面広くてちょっと感動します。
Aquosを見たときにも同じ感動が。
とはいえ、ネット記事を見るときの解決方法はちゃんとあります。
端末を横向きに持つことです。
これにより画面が横に大きくなり閲覧性が増します。
さらに、縦向き閲覧で起こる「キーボードでスクロールしてたら戻るボタンやホームボタンを誤タップしてしまう」事件が横向き閲覧なら起こりません。
また、画面の小ささに加えてキーボードが邪魔になるので快適にできるゲームも結構選びます。
スペック的には様々なゲームに対応できる(画質を調整することで)のですが、、、
ただ、文字入力の時はKey2がその本領を発揮します。
ソフトウェアキーボードが必要ないので、狭い画面でも特に不便を感じません。
もちろん文字入力の勝手の良さでは他2機種を遥かに凌駕しますよ。
まとめると、LINEくらいしか文字入力する機会がない人には少し不便な場面が多い感じる画面サイズかもしれません。
幅ちょっと広げて、縦に短いディスプレイでもよかったような(小声)。
処理速度は必要十分
Key2のSoCはSDM660、RAMは6GBです。
それまではSDM800系ばかり使ってきており、Key2が初の600系だったので実用に堪えるものかどうかかなり不安でした。
大手キャリア(MNO)系をずっと使っていた人あるあるではないでしょうか。
結果としてはストレス、全然ありませんでした。
3Dゲームで「高画質」を選べないくらいでしょうか。
アプリを色々入れても重くなることがないので、メイン端末として十分威力を発揮しています。
とはいえ、爆速でもありません。
たまにXperia も使いますが、Key2で慣れているとびっくりするくらいXperiaは速いです。
とはいえ、比べなければKey2で不自由することはありません。
ゲームで言う「30fps」と「60fps」の差と考えていただけるとわかりやすいかもしれません。
テレビで言うならフルハイビジョンと4Kの差です。
最速を求めない方にはおすすめですよ。
なお、処理速度についてもSDM430、RAM3GBのAquos Senseとは比べません(察して)。
おサイフケータイ非搭載
最後まで悩んだKey2唯一にして最大の欠点です。
「・・・別に困らないけど?」という方はスルーしてください。
私は
- 楽天Edy歴5年
- KyashをGooglePay経由でQuickPay設定
- 公共料金支払いはモバイルnanaco
- 関西圏の人間のくせにモバイルSuica愛用
と、ズブズブにおサイフケータイに頼って生きてきたので(セコいだけとも言える)、これは本当に悩みました。
結局物欲が勝ち、いざ乗り換えてみたら案外おサイフケータイが無くてもなんとかなっています笑
それに丁度「QRコード決済」も盛り上がりを見せてきたので、危惧していた「コンビニで小銭ジャラジャラ」も結局発生しませんでした。
乗り換えるにはいいタイミングだったのかもしれませんね。
電波への対応は優秀
Key2はマルチキャリア対応です。
ドコモ、au、ソフトバンク、またそのMVNOすべてを使うことができます。
今使っているsimをそのまま移し替えられますね。
ちなみに私が使っているのはUQモバイル
これから新規や乗り換え(MNP)で契約するならUQモバイルがコスパ良いですよ。
使っているから実感するのですが、UQモバイル最大の強みはキャリアと比べても遜色ない通信速度。
以前NuroモバイルでKey2を運用していたときもあるのですが、それはもう遅くて遅くてあまりのストレスで瀕死一歩手前の精神状態でした(音楽ストリーミングが止まるって、もうそれ通信制限引っかかってるのと同じやん笑)。
通信速度がボトルネックになってKey2の性能が発揮できないなんてちょっと悲しくないですか?
Key2を購入すると同時にキャリアからの脱出を考えていらっしゃるのでしたら、「いい意味で格安SIMらしくない」UQモバイル
バッテリー持ちも文句なし
「2日持つ」という謳い文句はあながち嘘ではありません。
省エネ性能に優れたSoC、小さい液晶画面などの好条件が重なった結果、バッテリーはよく持ちます。
普通の使い方では一日は余裕でもちます。
他社のミドルレンジモデルはもちろん、大半のフラグシップモデルと比べても遜色ない程度にはもつでしょう。
もちろんバッテリーモンスター的モデルには叶いませんが。
カメラは期待してはいけない
期待さえしなければ悪くはありません笑
ビジネス的な用途(書類や残しておきたい文字を撮影する)には十分なスペックです。
また、景色も昼間なら余裕です。
キツめなのが光量の少ないところ。
Xperiaに明確に劣ります。
そのため「いつでもどこでも『映え』させなければ窒息する」という方は少々きついかもしれません。
少なくともiPhoneなどカメラが強いスマホからの乗り換えの際は、留意しておきましょう。
Key2カメラ性能サンプル(夜間)
ちなみに、写真の左下のマークはKey2購入後「設定」項目で消すことができます。
まとめ
今回は普通のスマホユーザーだった私がKey2購入前に不安に感じていた「Key2とその他のスマホの実際の違い」についてまとめました。
画面の小ささとカメラが許せるなら買い!!!
思っていたより困らないです。
というより基本性能にマイナスポイントが少ない分、Key2でしかできない「独自の機能」がありがたすぎて数年は手放せそうにないです笑
次は、そのKey2の独自機能について紹介していきます!
追伸:カメラ性能に関して面白い記事を着付けたので貼っておきます。
信じるか信じないかはあなた次第笑
20190506追記
下のツイートでのリンク先の動画ですが、決勝に進出したBlackBerryはKey2ではありませんでした。
1:20くらいで「きぃとぅーっ!」という掛け声とともにKeyOneが映されていました。
おそらくKeyOneで撮った写真がこのトーナメントを勝ち上がっているものと思われます。
Key2のものではないという前提の元参考ください。
ご指摘いただきありがとうございました。
世界のBlackBerry使いの皆さん、
朗報です。 #BlackBerry #KEY2https://t.co/SzKLm8Guv3— Sumeshi (@4Vwj9TCQdGWbjiG) 2018年12月18日
>追伸:カメラ性能に関して面白い記事を着付けたので貼っておきます。
よく見るとわかるのですが、動画中で使用しているBlackberryって「KEY2」って言ってますが、実は「KEYone」なんですよね(^_^;)
背面画像を確認するとすぐわかります。
ほんまや、完全にKeyoneですね!!
飯テロ性能はKey2よりもKeyoneのほうが高いという話もあるので、もしかしてKeyoneありきな結果だったのでしょうか(^_^;)
お知らせいただいてありがとうございますm(_ _)m
記事の方も訂正させていただきますね!