

「車好きに好かれただけだから熱が冷めた」みたいに言われてるけど、違うと思う。
ミーハーに好かれてただけだよ。
デザインの良し悪しは好みにしても本当に車好きなら中身だって見る。「C-HR」が苦戦?人気SUVが飽きられ始めた理由 https://t.co/wdPodrifqC #東洋経済オンライン
— Sumeshi (@4Vwj9TCQdGWbjiG) 2019年5月14日
C-HRやJuke、ハリアーのような「カッコだけで乗る(しかも妙に高価)」ようなSUV&スペーシアギア、ekなどの「軽自動車に樹脂モールをつけただけでSUV名乗っちゃう」車がずいぶん多いですよね。
確かにSUVはかっこいい。
けど外見だけでみんな買ってしまうところにメーカーが味をしめたのか中身がスカスカ、とまでは言いませんが「ちょっと消費者舐めてないか?」というような車も結構あります。
だからといって、一概に「SUVだからダメ」というわけではありません。
ちゃんと見た目だけじゃなく中身にもこだわったSUVもあります。
というわけで、私が考える「車好きからみても間違いない」SUVを4つご紹介します。
なお、本記事ではジムニーなど本格派のクロカンは含めていませんので悪しからず。
目次
とりあえずこれで間違いない!マツダCX-5
CX-5(出典:公式サイト)
押しも押されもせぬオススメ一位はマツダCX-5です。
カッコよさ、アイポイントの高さ、荷室の広さなどのSUVらしいメリットを存分に享受できるモデルとなっています。
それでいて足回りの硬さ+Gベクタリングコントロールの効果でSUVのデメリットであるカーブのときにゆらゆら揺れる感じが全くありません。
SUVでありながらセダンやワゴンのような動力性能を持っていると思ってください。
Gベクタリングコントロールについてはこちら。
更に、運転席のペダルレイアウトやシートへのこだわりから、長距離を運転しても疲れにくいという特徴があります。
また、マツダは頻繁なマイナーチェンジにより最新技術をどんどん盛り込んでいく方針をとっています。
しかもCX-5はマツダの中でも売れ筋モデルで、マツダ車の中でも最新技術の導入が最優先されているんです。
CX-5はいわば「いつでも最新、いつでも買い時」です。
つまり、値下げなどの甘い言葉につられて「最後に改良されたのいつだよ!」みたいな色々と技術の古い「旧型」一歩手前の新車を買わされる心配がない、ということです。
弱点として、オフロード性能は本格派ではありません。
しかし4WDは、こと雪上に関してオフロード本格派のスバルと双璧を成すという評価を評論家から得ています。
日常使い+たまに車で旅行で長距離走るという方にはぴったりのSUVなのではないでしょうか。
ていうか特別こだわりがないのならCX-5買っておけば幸せになれると思う、ホント。
車好き目線でいうと、MT仕様が追加されたことも外せない激アツポイントです。
MTが選べるちゃんとしたSUVって事実上この車だけではないでしょうか。
6人以上乗るなら一択!マツダCX-8
CX-8(出典:公式サイト)
マツダが続きます、6-7人乗りが故に選びました。
ただでさえ「6人以上乗りたい」ような方の車選びってかなり車種が限定されちゃいますよね。
更に国産SUVで限ってしまうとエクストレイル、パジェロ、アウトランダー、そしてCX-8くらいしかないのではないでしょうか。
オススメはダントツCX-8です。
確かにどの車も価格だけあって高級感はあります。
しかし、CX-8はオンロードでの高い動力性能は大前提として、高い静寂性に加えてキャプテンシートがあったり、SUVにして3列目に実用的なスペースを確保されていたりとライバルたちから頭一つ抜けている印象です。
CX-8インテリア(出典:公式サイト)
アル・ベルのような高級ミニバン的リラックス感がほしい人は6人乗りを、7人乗車や車中泊を考えている人には7人乗りをというように役割分担もあります。
見えない部分はあまり変わらないので細かいおすすめポイントとしては上記CX-5とほぼ一緒ですが、CX-5との最大の違いは「荷室が圧倒的に広い」点です。
大人数を乗せる方や広い荷室に価値を感じる方にはCX-8がおすすめです。
オフロードもおまかせ!スバルXV
XV(出典:公式サイト)
- マツダってどれも顔一緒じゃねえか
- CX-5も8もデカい
- スバルが好き
- アイサイトください
- オフロード性能もほしい
- とはいえ普段はほぼオンロード
という悩める諸兄姉に向けて選びました。
レガシィツーリングワゴンを捨て、アイサイト含む自動運転への舵切りでちょっとずつ色(と客層、ついでにCM)が変わってきている感のあるスバル車。
私としては少々ムズムズする感じが否めません。
とはいえ、多種多様な路面に対応するシンメトリカル4WDの強みはまだ健在です。
ちょっとガタガタした道では差が付きづらくとも、凸凹の激しいたんぼみちみたいな場所でほとんどの(本格派以外の)SUVを圧倒します。
オフロードに性能を振るとオンロード性能が犠牲になるのが常なのですが(ランドクルーザー70シリーズは特にその部類)、XVは「都会派SUV」の部類なのでCX-5ほどとはいきませんがまだセダン・ワゴンに近い乗り心地です。
業界一の安心感を誇るアイサイト搭載というのも大きな強みです。
デメリットはSUVの中では荷室がかなり狭い部類なことですが、車体がコンパクトで取り回しが良いことの裏返しともいえます。
長距離を大人数で移動しない方には良い選択肢ではないでしょうか。
地方の大学生、とりあえずこれ乗っときゃリア充ライフが待ってるよ!
プラグインハイブリッドが強い!三菱アウトランダーPHEV
アウトランダーPHEV(出典:公式サイト)
ハイブリッド車が気になっている方も多いのではないでしょうか。
トヨタからもハイブリッド仕様のSUVはめちゃくちゃ出ていますが、最後に私が選択したのは三菱アウトランダーPHEVです。
その理由は「プラグインハイブリッド」だから、といえます。
そもそもハイブリッドの強みは「安いこと」ではありません。
だっていくら燃費が良くても本体代が高いし。
ハイブリッドの本当の強みは「静寂性」にあります。
高級外車やレクサスなどでないと実現しない走行中の静かさを手頃な価格で再現できることが強みなのです。
そこへいくとこのプラグインハイブリッドは、EV走行(電気だけで走ること)が可能という特徴があります。
もはや無音ですよね、エンジンがかかっていないのだから(もちろんタイヤと路面の音はあります)。
またプラグインハイブリッド車は「走る大容量バッテリー付き発電機」という側面もあります。
アウトランダーPHEVはAC電源(コンセント)を車内に有し、1500Wまでの給電が可能という画期的な機能を持っています。
1500Wって、ドライヤーをターボで使えるほど強力ですし、なんならレンジだって使えるんですよ。
バッテリがなくなってきたら止まってしまう電気自動車とは違い、プラグインハイブリッド車はガソリンで電気を発電することも可能です。
アウトドアで活躍間違い無しですね!
また災害の多いご時世、この車が一家に一台あると安心感が段違いでしょう。
まとめ
車好きの私から見た、「見た目だけで選ばない」SUV特集でした。
とりあえずCX-5。これが基準となります
CX-5より車体が大きいほうが良い→CX-8
CX-5より車体がコンパクトがいいorオンロード性能を減らしてもオフロード性能が欲しい→XV
ハイブリッドがいい→アウトランダーPHEV
なんだか車種の並びが地味かもですね笑
でも、質実剛健という言葉があるように「パッと見の賑やかさ」にこだわると中身がついてこないことがままあるんですよ。
それに神は細部に宿るというでしょ?
そういった「神」を宿した車を選んだつもりです。
最後のアウトランダーPHEVはガチな車好き諸兄姉からは「違うだろ!」となるかもしれません。
しかしアウトランダーPHEVは「運転の楽しさとかはともかく、電動化のメリットを今一番享受できるSUV」という意味で、「車を選ぶ新しい基準」と考え選びました。
それにモーターはモーターで、リニアな反応で運転が愉しいという意見もありますしね。
以上、車を買い換える方々の参考になれば幸いです。