

さて、Key2でBlackBerryデビューし、Key2をべた惚れし、Key2絡みの記事を増やしている私すめし。
しかし最近発売開始されたBlackBerry Key2 LEはちょっといらないかなーということで、主観Maxでその理由をまとめました。
目次
スペックがメインとしてはギリギリすぎ
まず、Key2とKey2 LEのスペックの違いをみてみましょう。
Key2 | Key2 LE | KeyoneBE(参考) | |
SoC | SMD660 | SMD636 | SMD625 |
メモリ | 6GB | 4GB | 4GB |
まずKeyoneを今から買うのはナシ
この記事の本旨からはそれますが、まずKeyone Blalck Edition(以下KeyoneBE)についてお話します。
KeyoneBEは端的にいうと「今から買う候補としてはナシかな」と考えています。
理由はこちらが詳しいです。『私が「安いからKEYoneでいいじゃん」と言わない理由』
BBfansiteさん、Key2を購入するときには本当にお世話になりました、ありがとうございます。
さて、Key2購入後KeyoneBEを所有していた友人に使わせてもらう機会があったんですけど、私の感覚からしてもKeyoneBEは結構遅いですね。
使用感としては自分の持ってるKey2よりも遅いのはもちろんのこと、自分のサブ端末として所有しているAquos Senseより若干早いぐらいかな、でした。
今既に使っているひとならまだしも、これからKeyoneBEを購入して何年も使って行くのはいろいろともったいないかなと思います。
Key2 LEも二年間メインで使い続けられるかが怪しい
ではKey2 LEなら大丈夫なのか、と言うとKey2 LEもメインで行くなら怪しいんじゃないかなと言うのが私の考えです。
KeyoneとKey2 LEのスペック上の違いは上の表の通りSoC。
ざっくりいうとまあまあの性能向上です。
普通のスマホでしたら大半のゲームは問題ないくらいにはなっています。
じゃあそのKeyoneBEより強化された SoC はKey2と何が変わるのか。
SDM660 | SDM636 | SDM625(参考) | |
CPUコア | Kryo260 | Kryo260 | ARM Cortex A53 |
クロック数 | 1.95~2.2GHz | 最大1.8Ghz | 1.2GHz |
コア数 | 8 | 8 | 8 |
結局のところ違うのは中身のコア、CPU です。
スナドラ660とスナドラ636の中身は同じKryo260という CPU なんですが、スナドラ660はクロック数が高く、スナドラ636はクロック数が低いということでひとコアあたりのパワーが違います。
ただ、正直CPUだけの違いならばLEという廉価版という位置づけ上許せました。
私が問題だと思うのはメモリーが少ないこと。
今からメイン端末でスナドラ636で4GBの新品をメイン端末として買うのはちょっといかがなもんでしょうね。
そもそも BlackBerry は DTECや生産性タブ、BlackBerry Hubなど結構裏で常時使われる動いているアプリが多いので普通のスマホより多めにメモリが欲しいと考えています。
例えば今何気なく見た手元のKey2のメモリ使用量をチェックしたら4GBちょっとでした。
あれ、4GBじゃ足らないじゃん、という話ですよね。
「電源センター」で確認可能です
ということで6GBはあるに越したことはないと考えています。
いや、もちろん4GBでも使い物にならないとは言いません。
ただダウンロードするアプリを絞るなど工夫する必要があります。
他にも使用中に「メモリが圧迫されて動作が重くなる→裏でタスクがキルされる」が繰り返されるとCPUの性能以上に動作がもっさりとする、ことも踏まえるとメイン端末には向かないかなあ。
これがスナドラ835以上とか600台でも670以上とかですと、そもそも処理も速いのでメモリ4GBでも「まあなんとかなるか」と思えるのですが(OSのセキュリティ的な賞味期限は別問題とします)。
一番問題なことは今現在「ちょうどいい性能」であることです。
せっかく買ったスマホ、2年は使いたくないですか?
例えば購入後半年はサクサクでも一年経つ頃にはちょっとアレな感じになって、そこから一年は妥協となるのはなんとも残念。
2年の間に OS のアップデートは必ず来ます。
KeyoneでもAndoroid7から8に上がった時に「メモリが不足してます」という注意がかなり出ていたようなので、8から9に上がった時今のKey2 LE のスペックで運用し続けることができるのかかなり疑問です。
少なくともメイン端末として二年間使用して行くのは厳しいでしょう。
キーボードはサイズがKeyone相当。でもだいぶ退化してない?
キーボードのサイズ感はこちらの動画がわかりやすいです。
再生していただけるとちょうどKey2とLEのキーボードのサイズを比べているところです。
Key2のウリのひとつが「Keyoneより約20%大きくなったキーボード」なのに、どうしてKeyone同等まで小さく戻しちゃったんでしょうね、、、
2:16あたりでKeyoneとの比較になっていますが、瓜二つ。
日常の何気ないときにまちがって押してしまうとあまり評判が良くなかったサイドの巻き込みまでそっくり。おいおい、、、
質感自体はKey2 同様マットとはいえ、キーボードはKey2にせめて寄せてほしかった。
さらにキーボードのタッチ機能なし。


Web閲覧の時、横画面にして重宝しているから、無いと困るなあ。
まあでもこれは廉価版ですし、入力に限って言えばBlackBerry純正キーボードIMEで上にしゅっしゅっとしながら入力するひと以外には致命的になりづらそう。
AquaMozcあるし。
おすすめできる人は
まとめに入ります。
まずBlackBerry初心者でメイン端末として買うなら、LEではなくKey2を買うべき、マジで。
変にケチってLE買った挙げ句、「BlackBerry試してみたけど2年持たなかったわ」となるのはニワカとはいえBlackBerry好きな私としては悲しいです。
Expansysで5万円代で新品が購入可能(5月末現在)ですのでそっちいきましょう(調べてみる)。
話を戻すと、Key2 LEを買っても問題ないと思う人は
- 過去にBlackBerryを使ったことがある。
- 二台持ち前提でPDA代わりの文書制作用のサブ端末を探している。メイン端末は別にある。
- デザインに惚れた。ほかは関係ねえ。
どれかひとつでも当てはまるなら買って損はしないでしょう。
だってKey2 LEのカラーリング超かっこいいし。
お財布が許すなら正直それだけでも買う理由にはなるかとも思うレベルです。
そう思うにつけ、メモリが6GBでキーボードサイズがKey2でないのが残念です。
Pixel 3aに負けない名機になったかもしれないのに。
いろいろと言いましたが、引き続きKey2の魅力を発信しながらKey3の登場を待つこととします。